ピアノ練習は「環境」で決まる
「ピアノを習いたいと言っていたのに、家では全然弾かない」
そんな悩みを持つ保護者の方は少なくありません。
でも、小さなお子様の場合、原因はやる気ではなく
「環境」であることがとても多いのです。
弾くまでのハードルが高すぎる?
たとえば、こんな状態になっていませんか?
・ピアノの上に物が置いてある
・椅子を毎回出さないと弾けない
小さな子どもにとって
「準備が必要=もう面倒」
鍵盤に触る前に、弾きたい気持ちが消えてしまいます。
子どもの「弾きたい!」は一瞬
ちびっこの
「ピアノ弾きたい!」という気持ちは、とても純粋で一瞬です。
その瞬間に、すぐ音が出せなければ、気持ちは別の遊びへ移ってしまいます。
大人のように「よし、準備して練習しよう!」とは考えられません。
だからこそ大切なのは、
弾きたくなったら、すぐ触れる環境を作ることです。
フタは開けたまま、何も置かない
電子ピアノでもアップライトピアノでも、
●フタは基本的に開けたまま
●鍵盤やピアノの上には物を置かない
これだけで、ピアノに向かう回数は驚くほど変わります。
「弾くための準備」がいらない状態は、
子どもの成長を支える大切な工夫です。
ピアノはリビングがおすすめ
小さなお子さんの場合、
ピアノは家族がよく過ごすリビングの一角がおすすめです。
理由はシンプル。
目に入る
音が聞こえる
家族に見てもらえる
「ねえ、聞いて!」
「今のどうだった?」
こんなやり取りが、
子どもにとって大きなモチベーションになります。
成長したら環境を変える
少し大きくなり、自分で練習できるようになると、
間違うところを聞かれたくない
止まりながら練習するのが恥ずかしい
と感じる子も増えてきます。
そのタイミングで、個室や仕切られた空間を用意してあげると、
●集中力が上がる
●自分で考えて練習できる
●練習の質が高まる
といった良い変化が生まれます。
練習しない=やる気がない、ではないのです。
お子様がピアノを弾かないとき、
すぐに「やる気がない」「向いていない」と考える必要はありません。
まずは、
弾きたくなった瞬間に弾ける環境かどうか
ここを見直してみてください。
子どもは環境にとても正直です。
環境が整えば、行動は自然と変わります。
ピアノの練習習慣は、叱って身につくものではありません。
そっと背中を押す環境づくりから始めてあげてくださいね。
「最近あまり弾かなくて…」
「これで合っているのかな?」
そんな時は、ぜひお気軽にご相談ください。
お子さま一人ひとりの年齢や性格に合わせて、ご家庭でできる環境づくりのヒントをお伝えしています。
ピアノが
「やらされる習い事」ではなく「楽しい時間」になるように。
ピアノ講師として、これからもお子さまの成長をそっと支えていきます。

