宿題の量は、生徒さんと一緒に決めます
こんにちは。今回は、私がレッスンの中で大切にしている「宿題の決めかた」についてお話ししたいと思います。
ピアノのレッスンといえば、先生が宿題の量を決めて、生徒がそれを次のレッスンまでにやってくる。
というのが一般的なイメージかもしれません。でも私は、少し違う方法をとっています。
レッスンでは、宿題の量を生徒さん自身と相談して一緒に決めるようにしています。
例えば、「この曲、来週までに全部練習してこようか」と私が一方的に決めるのではなく、「この曲、どこまで練習してこられそう?」と、生徒さんにまず聞いてみます。
すると、生徒さんはちょっと考えてから、「うーん、ここまでならできるかも」とか「習い事があるから少なめがいい」と自分で考えて答えてくれます。
そしてその答えをもとに、「じゃあ今週はここまで練習しようか」「何分くらいやるのがよさそうかな?」と、一緒に目標を決めていきます。
\なぜ自分で決めるのがいいの?/
それには、理由があります。
一番大きな理由は、「自分で考えて決断する力」を育ててほしいからです。
ピアノを練習するのは、生徒さん自身です。
私やご家族が代わりに練習してあげることはできません。
だからこそ、自分で「どこまでやるか」「どれくらいやるか」を考えて決めることが大切だと思うのです。
自分で決めたことには責任が生まれます。
「先生と約束したから」
「自分でそう言ったから」
そういう思いが、やる気や行動、責任につながるのです。
もちろん、最初から上手に決められるわけではありません。「やる」と言ったのに全然できなかった、ということもあります。
でもそれも経験です。
「ちょっと無理しすぎたかな」
「来週はもっと現実的に考えよう」
と、少しずつ自分に合った目標の立て方を学んでいってほしいと思っています。
お家でもできる関わり方
これは、家庭での声かけにも通じるところがあります。
ピアノを練習についてご相談をいただくことがあります。
私がお願いしたいのは、「練習しなさい!」と言うのではなく、問いかける形に変えてみてくださいということです。
例えば、
「今日は何分くらいやる?」
「どの曲から練習してみようか?」
「この前のところ、少し弾いてみてくれる?」
このような聞き方に変えるだけで、子どもの反応が変わることがあります。
子どもは、大人に言われた通りにやるよりも、自分で決めたことの方がやる気になります。
そして、自分の決めたことに責任を持つようになります。
もちろん毎日うまくいくとは限りませんが、小さな積み重ねが習慣になります。
「ピアノの練習=言われたからやるもの」ではなく、「自分の意思で取り組むもの」に変わっていくのです。
習い事は「できるようになること」以上に大切なものがある
ピアノのレッスンは、演奏技術を学ぶ場所であると同時に、「自分で考え、行動する力」を育てる場でもあります。
子どものうちから、「自分で目標を立てる→実行する→振り返る」という経験を積んでいくことは、将来どんな分野でも必ず役に立つ力になります。
自分の力で考えて行動できるようになった生徒さんたちは、頼もしく成長していきます。
最後に
もしご家庭で「なかなか練習しない」「やる気が続かない」という悩みがあれば、ぜひ一度、お子さんに聞いてみてください。
「今週は、どこまで練習してみたい?」
「どんな風に弾けるようになりたい?」
そんな一言が、子どものやる気のスイッチを押すきっかけになるかもしれません。
ピアノの上達はもちろん大切ですが、それ以上に
「自分で決めて、責任を持ってやり遂げる力」を大切に育てていきたい
そんな想いで、これからもレッスンに向き合っていきたいと思っています。
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